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furman

P-1800 AR

安定化電源/パワーコンディショナー

furman P-1800 PFRJ

希望小売価格:¥170,000+税

JAN:4519581028243

CODE:P1800AR

製品概要

P-1800 ARは接続した機器に安定した120V(±5V)を供給します。不安定な電源電圧は、ノイズ等による音質の劣化を引き起こしたり、機器の誤動作や故障の原因となります。

P-1800 ARは入力電圧が97〜137V AC 60Hzの範囲内の場合、120V(±5V)を安定して供給します。加えて、雷サージから機材を保護するSMP、電源ノイズを除去するLiFT、異常電圧から機器を保護するEVS等、ファーマン独自の最新パワー・コンディショニング機能を搭載。

更に、電圧/電流メーター、USBチャージャー、グースネックライト用BNCコネクターなど様々な機能も装備しています。

ご注意:本機は100Vから120Vへのステップアップを目的でご使用いただく製品ではございません。

トゥルーRMSボルテージ制御技術

不安定な電圧を安定化し、コンスタントに120V電源を供給します。P-1800 ARは、超低ノイズの8タップ・トロイダルトランスを搭載し、入力電圧や位相を周期ごとに監視しています。電圧を修正する場合、波形の境目でタップを切り替えるので(ゼロクロス)、電圧の波形を変化させません。これによりノイズが無く、素早く電圧を修正します。

電圧|電流メーター

電圧もしくは消費電流(RMS)を表示するデジタル・メーターを搭載。明るさも切り替え可能です。

USB機器用端子

USB機器の充電ができる端子をフロントパネルに装備しています。

BNCライト・コネクター

リアパネルにGN-LED等のグースネックライト(別売)を装着可能なBNCコネクターを装備しています。

furman p1800ar bnc

電源に関する機能

【SMP】サージフィルター

SMP(シリーズ・マルチステージ・プロテクション)は、ファーマン独自の高性能なサージ・フィルターです。

落雷時、突発的に発生した高電圧(雷サージ)が電源線を通じて機材に侵入することがあります。これは機材の故障の原因になります。

SMPは、突発的に発生した高電圧でも弱めて安全に吸収します。これにより高電圧から保護できるので、大切な機材等も安心してお使いいただけます。

【LiFT】ノイズフィルター

LiFT(リニア・フィルタリング・テクノロジー)は、ファーマン独自の高性能なノイズ・フィルターです。

現実の環境では電源ラインに、従来のフィルター特性の10dB以上ものノイズが混入しています。また、不適切な機器のグランドやサージノイズ等が原因で、機材が損傷することもあります。

LiFTは、オーディオに重要な周波数帯に発生するノイズを取り除きます。

【EVS】異常電圧保護

EVS(エクストリーム・ボルテージ・シャットダウン)は、ファーマン独自の高性能な電圧保護機能です。

誤った接続や何らかのトラブルによって、過剰な高電圧や低電圧が発生した場合、EVSは自動でシャットダウンし、異常電圧から機器を保護します。

アイソレート・バンク

リアのアウトレットは内部干渉とノイズ防止ため2つのバンクに分かれています。バンクAが3口、バンクBが5口です。バンクAとバンクBで、アナログ機器とデジタル機器等、つなぎ方を分けられ、それぞれの干渉を最小限にします。

ワイドスペース・レイアウト

隣との間隔が大きなワイドスペース・アウトレットを採用し大型ACアダプターにも対応可能です。

アウトレットは9口

アウトレットはリアパネルに8口、フロントパネルに1口、合計9口です。

ステータスLED

ステータスLEDは保護回路に問題がある場合や、電圧が動作可能範囲外の場合、それらをLEDで警告します。

最大供給電流15アンペア

最大供給電流は15アンペアです。

スペック

最大供給電流 15アンペア @ 124 V
電源コード 3/14 AWG、3m、NEMA 5-15プラグ
BNC端子(スイッチ付き) リア・ラック・ライト、12VAC 500mA最大(ライトは別売)
作動電圧 90〜139 VAC 60Hz
過電圧シャットダウン 140 VAC Nominal
定電圧動作範囲 97〜137 VAC 60Hz
スパイク保護モード ライン to ニュートラル
スパイク・クランプ電圧 188 VACピーク@ 3,000 Amps
サージ応答速度 1ナノ秒
最大サージ電流 6,500アンペア
ノイズ減衰量 10 dB @ 10 kHz、40 dB @ 100 kHz、50 dB @ 500 kHz
寸法 483W × 305D × 44H mm
重量 6.8kg
消費電力 5ワット

製品の改良や改善のために、仕様は変更になる場合があります。

記事

DiGiRECO Vol.115 DEC 2010に掲載

世界中が認める絶対的な信頼感。
FURMAN P-1800 AR

DAW等のパソコン周りはもちろん、多くの機材を使用するために必須の電源。身近であると同時に、与える電源によってはノイズやサウンドが変化することはご存じかと思う。そんな中、スタジオからライブステージまでシビアなクオリティーが求められるプロユースの電源環境を支えるのが、FURMANのパワー・コンディショナー・シリーズ。最新モデルP-1800 ARは多くの独自テクノロジーによって良質な電源環境を構築できる、電源の決定版だ。

FURMANならではの独自技術が満載

世界中のアーティスト/エンジニアがこぞってFURMANの電源を愛用する理由はたくさんあるが、やはり長年培ってきた技術による高い信頼性が一番の理由だろう。パワー・コンディショナーを使用する主な理由は必要な電源を確保すると同時に、機材にクリーンな電源を供給するということだが、P-1800 ARにはFURMANならではのテクノロジーによって、ノイズのないクリアな電源環境を送り出すことが可能だ。では、P-1800ARの特徴を見ていこう。

数ある中でも特徴的なのがSMPサージ・プロテクションとLiFTノイズフィルターの2つ。それぞれがどのようなものかと言うと、

SMPサージ・プロテクション

SMPサージ・プロテクションとは瞬間的なスパイク・ボルテージからシステムの故障を防ぐ独自の技術で、本来であれば本体システムが故障するようなスパイク・ボルテージが発生した場合もSMPによって安全に吸収することが可能。つまり、パーツ交換や機器の破損といったトラブルから解放されるのだ。

LiFTノイズフィルター

そして、音質に大きく影響を与えるLiFTノイズフィルターの効果も大きい。いわゆる家庭用電源には少なからずノイズが混入しており、それが機材のパフォーマンス低下に繋がることが多い。そういった理由でパワー・コンディショナーを導入するケースも多いと思うが、安価な製品ではこのフィルターによって音質を変化させてしまうこともあった。LiFTノイズフィルターは従来のACフィルターとは異なるアプローチで電源ノイズをカット。

この2つに加え、True RMS Voltage Regulationによって不規則になりがちな電圧を一定に保つことができる。数ある特徴の中でも、これらの要素により機材本来のクリアなサウンドを引き出すことができるのだ。

サウンドが生まれ変わる

その他にも、トラブルや誤接続によって過剰な高/低電圧時に自動でシステムをシャットダウンするEVSボルテージ・プロテクションなど、パワー・コンディショナーに求められる安定したクリーン電源の供給と電源トラブルを気にせず使える機能が高い次元で実現されている。

実際のサウンドをチェックするために、一般の家電量販店で売られている電源タップとP-1800 ARをそれぞれ壁コンセントに使って、出音やレコーディング時のサウンド変化を比較してみた。結果、違いは一目瞭然。シンセやモニター・スピーカー、DAWソフトからのプレイバックなど、あらゆるソースにおいて音のスピード感が増し、クリアに聴こえる。P-1800 ARの音を聴いた後に電源タップの音を聴くと全体的に歪みっぽく、軽くEQを掛けたくなるような衝動に駆られる。続いて、楽器メーカーの普及価格帯のパワー・コンディショナーと同様に試してみたが、シャープさが際立ち、一歩上のクオリティーに引き上げてくれた印象だった。P-1800 ARの導入は電源供給の便利さや安心感だけでなく、音質的にも非常に優れた効果を得ることができる。このサウンドを一度聴いてしまうと、もう電源タップには戻れないハズだ(笑)。

あらゆる環境にマッチ

2系統のアウトレット

続いて、機能面や使い勝手について見てみよう。まずアウトレットはリア8口、フロント1口の合計9口で、最大許容は15A。この辺りは必要十分を備えているといったところ。リアパネルを見ると分かる通り、最近のFURMAN製品と同様、リア8口の中の3口はアウトレット間の間隔が大きく取られており、ACアダプターの接続に最適だ。最近は音源やオーディオ・インターフェイスなどでもACアダプター駆動の製品が多くなっているので、こういったデザインはシンプルながら好感を持てる。さらに、リアのアウトレットはアナログ用のバンクA(3口)とデジタル用のバンクB(5口)に分かれているのも特徴。それぞれのバンクは別回路となっており、内部干渉によるノイズ発生を防いでいる。また、リアパネルにはオン/オフスイッチ付きのBNCタイプのライト・コネクターを搭載しているので、暗いステージやラック裏に回った時など、接続チェックに便利だ。

フロント正面にあるデジタル・メーターはスイッチ切り替えによって、電圧と電流を同時にチェックできるようになっている。ブルーのLED表示の明るさも段階で調整することが可能なので、視認性は抜群。そして、マスター電源スイッチはよくある縦型タイプではなく、バーを横にスライドさせる方式。スイッチ周辺はくぼみが付けられており、不意にスイッチを押してしまう心配もないだろう。

USB端子を搭載!?

また、ユニークなのがディスプレイ横に付けられたUSBのA端子。P-1800 ARではUSBタイプのライトや携帯プレイヤーなどの充電が可能なUSB Chargerという機能が利用可能だ。テストしたところ、iPodやiPhoneも問題なく充電することができた。これまでもフロント面にライトを搭載したモデルはあったが、ライト自体も好きなものに交換ができたり、iPodがアダプター不要で充電できるなど、USBの方が何かと融通が利く印象だ。

このP-1800 ARは高価なモデルなので、安易に購入できるものではないかもしれないが、その効果と圧倒的な信頼感は間違いなくユーザーを満足させるクオリティーだ。各機材にクリーンな電源を供給し、同時に誤動作やスパイクによる故障といった不慮の事故から完璧に守ってくれるP-1800 ARはレコーディングからステージまで、あらゆるシーンで絶大な威力を発揮してくれるだろう。一通り機材周りのチューンナップを終えて、さらに上のサウンドを目指すのであれば、是非とも視野に入れてみて欲しい。

DiGiRECO 115|DEC・2010

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